教えて! 耐震博士!

旧耐震物件に特化した不動産サイト「1981+」

旧耐震物件と切っても切り離せないのが「耐震補強」という言葉。

耐震補強ってよく聞くけど、本当に必要?どんな流れで進むの?

そんな皆さんの疑問に耐震博士がわかりやすくお答えします。

はじめまして!耐震博士と申します!

私は皆さんの抱える耐震に関する疑問やお困りごとにお答えし、解決のサポートをします。

耐震について知りたいことや不安な点があれば、ぜひお気軽に聞いてください。
お力になれるよう、一生懸命お答えします!

あるある!耐震補強の素朴な疑問リスト

1耐震補強って何?

旧耐震物件は耐震補強をやらなきゃいけない?

旧耐震といわれる建物の建築基準は
「震度5程度の地震で倒壊しない建物であること」

しかし、これまで日本で起きている震災は震度5以上のものが多く、大きいものだと震度7に達することも。

震度5までしか想定されていない旧耐震基準ではこれから起こりうる大地震で大きな被害を受けるリスクがあります。

そのため、旧耐震物件を安心して使い続けるためには
耐震補強が必要なのです。

耐震
制震
免震

耐震、制震、免震 って聞くけど何が違うの?

「耐震」は、建物の強さで地震の揺れに耐える構造。
柱・梁・壁の強度を高めることで、建物の強さで地震の揺れに耐え、倒壊を防ぎます。

「制震」は、建物内で揺れを吸収する構造。
建物内に制震装置を設置し、建物に伝わる地震のエネルギーを吸収、地震による揺れを抑えます。

「免震」は、建物を浮かし地震の揺れを受け流す構造。
建物と地盤の間に免震装置を入れることで、建物を浮かせ、揺れを建物に直接伝えないようにします。

それぞれメリットがありますが、現行の耐震基準をクリアするには建物そのものの強さが求められるため、制震、免震ではなく「耐震」が主な対策として必要になります。

耐震補強ってどんな流れで進めるの?

大きく分けると「診断→設計→施工」という工程があります。
具体的には、建物の耐震性を知るための診断とその結果を基にした補強案の提示、次に補強案から施工を進めていくための詳細設計、その後、施工という流れになります。

診断の結果、耐震性が基準を満たしていれば、工事は不要になりますが、旧耐震基準で建てられた建物の場合、耐震性の基準をクリアしているものは多くなく、工事まで求められることがほとんどです。

耐震補強って高いよね?いくらかかるんだろう?

一般的な耐震補強の場合、数百万円以上の大きな金額になりますが、1981+では知識のある専門家が診断、設計、施工の全てに対応しているため、費用を抑えた耐震補強が可能です。

また、自治体によって助成金などのサポートもあり、制度を有効に活用することで、さらに価格を抑えることも可能になります。
具体的なコストやサポートに関しては、1981+を通じて専門家にご相談することをおすすめします。

2耐震補強の入口、耐震診断って?

耐震診断で何がわかる?

建物が大地震に対してどれだけ耐えられるか、現行の耐震基準と比較してどの程度の耐震性能を持っているかが分かります。

建物の耐震性を数値化して評価し、この結果を基に建物に対して必要な補強案も一緒に提示されます。

耐震診断は、建物の現状と必要な処置がわかる建物の健康診断のようなものです。

耐震診断をしたら資産価値が落ちる?

建物の強度が不足していると資産価値が落ちてしまう可能性があります。
しかし、補強工事を行い、耐震性を確保することで資産価値向上に繋げることができます。

診断結果と共に提示される補強案は工事に影響します。耐震診断を誰に頼むかで、耐震補強全体を大きく左右するといっても過言ではありません!

診断の段階から信頼できる専門家に依頼することで、
最適な補強案を得られ、資産価値を守ることができます。

3補強設計ってどんな差が出る?

どこに設計をお願いしても同じじゃない?

耐震補強は既存の柱・梁・壁等に耐震要素を付加する形で行うため、意匠性(デザイン)や機能性(使い勝手)に大きな影響を与えます。

様々な工法について知識があるところに設計を依頼しないと余計な費用がかかったり施工環境に合わない方法になってしまうことも。

先の工程を見据えた補強設計かどうかで大きな差が出てくるため、どこに頼んでも設計内容が同じになるとは限らないのです。

設計を依頼したけど、補強費用って高くない?

一度出してもらった設計案、
実はセカンドオピニオンで見直しが可能です!

施工まで対応できる体制、幅広い工法の選択肢を持っている1981+の専門家なら、耐震補強にかかる費用を抑えられたり、使い勝手の変わらない工法に変更も可能です。

工事に進めないお悩みがある方は、セカンドオピニオンを活用することで新たな解決策が見つかるかもしれません!

4補強工事って大掛かりなものしかない?

大きな✖みたいなものを入れるんでしょ?

耐震補強で検索すると筋交いやブレースと呼ばれる✖の形をしたものを入れる補強がよく出てきますが、実は✖をいれる以外の補強方法がたくさんあります!

大きな補強部材を入れずに空間を圧迫しない方法や、
美観を損ねない方法など、様々な工法を組み合わせれば「見た目や使い勝手は変わらず、耐震性がしっかり確保できる」そんな補強も可能です!

工事期間中は住めないし、使えないんでしょ?

そんなことはありません!
住みながら、営業しながらの「居たまま工事」が可能な補強方法があります!
また、騒音が気になる、粉塵などで周辺が汚れることが気になる… そんな施工中のお悩みに配慮した工法もご提案が可能です。

耐震補強は建物の自由を奪うものではありません、経験と技術力のある業者を選ぶ事で、様々な選択肢を通して希望に沿った耐震補強を実現できます。

5耐震補強 には無限の可能性?

耐震補強って環境にいいの?

実は耐震補強で建物を長く使えるようにしていくことは脱炭素社会に向けた取り組みとしても役立ちます。

近年、世の中全体の省資源、省エネルギーに対する意識の高まりと共に、地球環境への影響を考慮した環境保全や建物の長寿命化を求められています。

建て直さなくても耐震補強をすることで、今ある建物を長く活用することができ、持続可能な社会に貢献できます。

旧耐震の価値はどうやっても新築以下?

耐震補強に+αすることで、新築以上の魅力ある建物に!

例えば、耐震補強とリノベーションを組み合わせることで、費用を抑えながらも建物の価値を高めることが可能です。材料費などが高騰している今、新築ではここまでできない!ということも旧耐震の建物を活かせば可能になります。

建物自体の価値を上げるだけでなく、その建物で行う事業の見直しも併せて行うことで、今ある物件をより良い形で『未来』に繋いでいくことができます。

最後まで読んでいただき、ありがとうございます!

少しでも耐震について知っていただけたなら幸いです。
ここまでお話ししたのは、大まかな説明ですが、
もっと詳しく知りたい!ここがちょっとわからなかったから教えて!ということがあれば、どうぞご遠慮なくお尋ねください。どんな小さな疑問にもお答えします!